TOP > 菊井の漢方薬局 日記 > 徒然健康通信 第八号 平成二十三年十一月
弊社が高齢者向きに発行している「徒然健康通信 第八号」ができました。
今月のテーマは「インフルエンザ」と「バンランコン」です。
こんにちは、「菊井の漢方薬局」です。身近な健康の話題を発信しております。
※ 被災に備えて
ご自分が飲んでいる薬の名前をメモして財布に入れたり、携帯電話のカメラで撮影しておきましょう。
ちょっとした病気の話8「インフルエンザ」
冬の病気の代表「インフルエンザ」。ここでは予防接種と東洋医学の話に限定させて頂きます。予防接種はインフルエンザの死んだウイルスを接種し、人間の免疫反応を応用してインフルエンザにかかりにくくする方法です。予防接種時は軽くインフルエンザに罹患するのと同じなので、発熱などに注意が必要です。免疫ができるまで二~四週間かかるので、十月~十一月に摂取することが望ましいと言われています。新型ウイルスはワクチンの型が不明なので、あまり効果的ではないとされています。東洋医学では、上がった熱を冷ます方法と体の免疫力を高める方法を用います。麻黄湯などは有名ですが、麻黄が含まれるので、高血圧などの方は注意が必要です。
ここで一句
「早めにね うがい マスクに 予防接種」
身近な生薬の話8「バンランコン」
日本ではあまり馴染みがありませんが、本場中国では冬に用いる代表的な生薬です。タイセイ(アブラナ科)の根を乾燥させたものです。抗ウイルス作用、抗菌作用、免疫増強作用、解熱消炎作用などがあり、インフルエンザの熱症状に良いとされています。煎じた液をお茶代わりに飲むほか、うがい薬としても風邪などの感染症予防に最適です。当店では五〇〇g 三〇〇〇円や手軽に飲めるエキス細粒二一〇〇円を販売しております。