菊井の漢方薬局 | 日記 | 徒然健康通信　第四号　平成二十三年七月

こんにちは、「菊井の漢方薬局」です。漢方や身近な健康の話題を発信しております。
※被災に備えて ご自分が飲んでいる薬の名前をメモして財布に入れたり、携帯電話のカメラで撮影しておきましょう。お医者さんの薬は全国どこでも手に入れることができます。


ちょっとした病気の話４「夏バテ」
近年の猛暑より毎年搬送患者が増加している夏バテ。夏バテとは夏の暑さによる自律神経系の乱れ、冷たい物の取り過ぎによる内臓機能低下が起因して現れる様々な症状。暑気中り、夏負けとも呼ばれます。具体的には全身の倦怠感・思考力低下・食欲不振・下痢・便秘・頭痛・発熱・めまいなどの症状が現れます。予防法としてクーラーで温度管理、適度な水分摂取、冷たい物の取り過ぎ注意、首・脇・太腿の付け根を冷やすなどがあります。東洋医学的には心が弱っているので、強心効果のある薬がよく使われます。

ここで一句 「クーラーOFF　節電始めて　初夏バテ」
（むやみに暑さを我慢すると夏バテまっしぐらです。２８度くらいの温度設定と扇風機の併用で節電に励みましょう。）


身近な生薬の話４「桃の葉」
バラ科モモ属の植物。実（み）はご存知「桃」、種は「トウニン」と呼ばれ、漢方では血行を改善する生薬として使われます。桃の葉は抗炎症作用があるため、強い紫外線による日焼けや、あせも・湿疹・虫さされなどトラブルの多い夏の肌に効果的です。桃の葉を煎じて化粧水にしたり、入浴剤として使用するのも良いでしょう。当店では五〇〇ｇ　二，一〇〇円で取り扱っています。