菊井の漢方薬局 | 日記 | 徒然健康通信　第三号　平成二十三年六月

こんにちは、「菊井の漢方薬局」です。創業七十余年の漢方専門薬局です。健康を通して皆様と交流できたら幸いと思い、この度『徒然健康通信』を刊行いたしました。

※被災に備えて ご自分が飲んでいる薬の名前をメモして財布に入れたり、携帯電話のカメラで撮影しておきましょう。お医者さんの薬は全国どこでも手に入れることができます。


  ちょっとした病気の話３「水虫」
夏のイヤな病気の一つ「水虫」。医学的にはカビ(真菌)が皮膚に寄生して起こる「皮膚真菌症」と呼ばれています。上の図にあるように寄生する部位によりカビの呼び方が変わります。特に皮膚の一番外側の角質層に好んで寄生するため、角質層の厚い足裏に頻発します。治療法は皮膚が新陳代謝して生まれ変わる約一ヶ月間、よくなったと思っても根気よく薬を塗り続けることです。残念ながら家族に感染しやすいので、部屋を清潔にしてタオル、スリッパを共有しないことが大切です。

ここで一句 「疎（うと）まれる　水虫　世話焼き話好き」


身近な生薬の話３「ハトムギ」
イネ科の植物。漢方や民間療法では、皮を剥いた種子を薏苡仁(ヨクイニン)と呼んで薬用に用います。イボ取り、利尿作用、抗腫瘍作用、消化作用などがあり、またハトムギエキスは保湿作用、美白作用があるので、基礎化粧品に配合されることも多いです。手軽にハトムギ茶として飲んだり、実を直接食べても香ばしくて美味しいです。当店でも勿論取り扱っています。