菊井の漢方薬局 | 日記 | 徒然健康通信　第二号　平成二十三年五月

こんにちは、「菊井の漢方薬局」です。創業七十余年の漢方専門薬局です。健康を通して皆様と交流できたら幸いと思い、この度『徒然健康通信』を刊行いたしました。

※被災に備えて ご自分が飲んでいる薬の名前をメモして財布に入れたり、携帯電話のカメラで撮影しておきましょう。お医者さんの薬は全国どこでも手に入れることができます。


  ちょっとした病気の話２「五月病」
五月病とは、新人社員や大学の新入生などに見られる、新しい環境に適応できないことに起因する精神的な症状の総称であります。西洋医学的な診断名としては、「適応障害」あるいは「うつ病」になります。東洋医学では様々な方法を用いて気力を回復させる方法で対処します。お困りの方はぜひご相談ください。

ここで一句
「歓迎会　ひとつき経ったら　送迎会」
（五月病で辞めてしまう状況を切なく詠んでみました。）


  身近な生薬の話２「クコシ」
クコの実を乾燥させたもので、漢方では不老長寿の生薬とされ珍重されています。血行を促進し、興奮した神経を鎮める働きがあります。滋養強壮、肝臓機能を高める、老眼やかすみ目などの目のトラブルにも効果があります。煎じてお茶として飲む他、ホワイトリカーなどに漬けてクコ酒にして、食前酒としてたしなむのもよいでしょう。甘味があっておいしいので、様々な料理に使えます。杏仁豆腐の上にのっている赤い実もクコシです。